みなさんは「動線」という言葉についてご存じでしょうか。
家で生活していく中で、この動線の考え方が非常に重要になり、意識することで生活の利便性が格段に上がります。
しかし動線について考えていくうえで注意点もいくつかあります。
そこで今回は動線についてとその注意点についてご紹介します。
□動線とは?
動線は大きく分けて2つ種類があり、どちらも内容は違うものになっています。それぞれ解説していきます。
*生活動線
生活動線とは、その名の通り家の中で生活する際に移動するルートを線に表したものです。特に家を建てたりリフォームをしたりする際は、この生活動線が重視されます。
生活動線を良くすれば、普段外から帰宅した際や別の部屋に移動する際に、スムーズに移動できるのがメリットです。
*家事動線
家事動線とは、家事をする際に移動するルートを線に表したものです。生活動線とは違い、家事をする際に焦点を当てているので家事動線を良くすることは難しいかもしれません。
しかし日常的にすることなので家事動線はできるだけ良くしておくことをおすすめします。
□動線を考えるうえで注意するべきポイント
そもそも動線を良くするといっても、生活や家事をする際の移動ルートを逆算して考えなければいけないので非常に難しいと言えるでしょう。そこで動線を考えていくうえでの注意点を挙げていきます。
1つ目は、生活動線と家事動線を近づけないことです。
生活動線と家事動線が同じ位置にならないようにしましょう。
なぜかというと、家事をする際に通るルートが他の家族の移動ルートと被りすぎると、移動の邪魔になったりぶつかったりする可能性があるからです。
あまりにも邪魔になると、お互いのストレスになるので注意することをおすすめします。
2つ目は、家事動線を優先することです。
なぜかというと、先ほども申し上げたように家事動線の方が、移動ルートが限定的になるからです。
負担も大きいので家事動線を優先的に決めておき、後から生活動線を決めると良いでしょう。
3つ目は、キッチンの位置や形を考慮することです。
キッチンでは、料理や洗い物などを日常的に行う場所で、その分出入りも多いですよね。
買い物から帰宅した際もキッチンへ食材を片づけにキッチンへ出入りすることが考えられます。
そのため玄関からキッチン、リビングからキッチンの出入りが楽になるようにキッチンを設置したり形を変えてみたりすると、より家事動線の質が上がります。
□まとめ
動線についてと、その注意点についてご紹介しました。普段の生活や家事をする際のことをイメージして、そこから逆算すると快適に生活できる動線を作れます。
ぜひ参考にしてみてください。