家族の誰かが要介護者になった場合、暮らしやすいように間取りを新たに考える方もいらっしゃるでしょう。
暮らしやすく、快適な住宅にしたいですよね。
今回は、介護しやすい適切な間取りと、リフォームの事例をご紹介します。
□介護に適した間取りとは?
高齢者の方が日々の暮らしで最も過ごす場所は寝室です。そのため、寝室を主とした間取りを考えていく必要があります。
4つのポイントをご紹介しますね。
1つ目は、ドアを部屋の複数面につけることです。
高齢者の方にとって、やはり長時間の歩行は辛いです。
そのため、行き来するドアを複数の面につけることによって、家の中を自由に歩けます。
2つ目は、浴室を寝室の近くに設置することです。
浴室を寝室の近くに置くことによって、車イスでの移動がしやすくなり、高齢の方の負担が減ります。
入浴の介助もしやすいため、家族の負担も軽減できますよ。
3つ目は、キッチンをガスよりもIHにすることです。
こちらのポイントは間取りとは少し異なりますが、思わぬ火災を防ぐためにもIHは安心です。
キッチン台を低めのものにしておくと、高齢の方も料理を楽しめます。
4つ目は、トイレと寝室の場所を近くすることです。
浴室の場合と似ていますが、高齢の方のトイレ回数は増加する傾向にあります。
長時間の歩行を避け、怪我の危険を減らすためにも、トイレは寝室に近い場所にしておきましょう。
□介護リフォームの事例をご紹介します!
ここでは、具体的な介護リフォームの事例をご紹介しますね。まずは、トイレの介護リフォームです。
前述したように、寝室とトイレはできるだけ近い場所にしておくことが理想です。
ある方の住宅では、その上でトイレの内部を引き戸から折れ戸にし、より軽い力でドアの開閉を可能にし、車イスの使用を想定してトイレの内部を広くしました。
ある方の住宅では玄関をバリアフリーにして段差をなくし、手すりを設置しました。
また、全面リフォームをし、手すりを設置してリビングと寝室を隣接にするといった工夫を施した住宅もあります。
このように、少しリフォームを加えることによって、高齢の方にとって快適な生活が実現できます。
□まとめ
今回は、介護しやすい適切な間取りと、リフォームの事例をご紹介しました。高齢の方の負担を減らし、家族全員が快適に暮らせる間取りにしたいですね。
誰もが暮らしやすい住宅を実現するには、バリアフリーを意識した間取りが大切です。
住まいのリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽に当社にご連絡ください。