これまで一世帯で居住していたものの、家族の都合から二世帯住宅にリフォームしようとお考えの方はいませんか。
通常のリフォームとは違い、増改築して二世帯住宅にする場合、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
そこで今回は、増改築して二世帯住宅にする際のポイントや注意点をご紹介します。
□まずは二世帯住宅の構造を知ろう!
二世帯住宅へリフォームする上で、必ず知っておきたいのが二世帯住宅の構造です。*完全同居スタイル
このスタイルは、通常の一戸建てに2つの家族が住むものになります。キッチンやリビング、玄関などは共有部分として使うため、二世帯住宅ならではの設計にする必要がなく、既存の建物の面積を有効活用できるでしょう。
ただ、それぞれの部屋以外は基本的に共用になるため、プライバシーの問題が懸念されます。
*部分同居スタイル
キッチンやリビングなどの設備もそれぞれの居住空間に作り、ある程度別々に暮らせる設計のスタイルです。どの部分まで共有するかは、生活スタイルによって変わりますが、一部分を共有できる構造にすることで、コスト削減や家事を協力できるメリットがあります。
*完全分離スタイル
そもそも玄関から別々の構造にするのが完全分離スタイルです。同じ土地、建物に暮らしているものの、玄関や壁で分断されています。
キッチンやリビングをはじめ、水回りの設備などもそれぞれ工事が必要であるため、最もコストがかかりますが、プライバシーを守りたい方にはおすすめのスタイルです。
□二世帯住宅リフォームをする際の注意点を紹介!
二世帯住宅リフォームをする際は、建蔽率と容積率に注意しましょう。建物の大きさは、土地ごとに決められた建蔽率と容積率で決められています。
この規定を超えると違法建築となるため注意が必要です。
建蔽率とは、その敷地における建築可能な面積の割合のことで、建蔽率が65パーセントの場合は、その土地の広さの65パーセントまで建てられることになります。
容積率は、その土地に建てられる建物の総床面積の割合です。
2階建ての場合は、1階と2階の床面積が容積率の対象となります。
□まとめ
今回は、増改築して二世帯住宅にする際のポイントや注意点をご紹介しました。二世帯住宅にリフォームする際は、どういったスタイルの二世帯住宅にするのかをしっかりと考えておくことが大切です。
増改築リフォームや二世帯住宅について気になることがある方は、お気軽に当社までご相談ください。