冷暖房コストの削減と居住空間の質の向上を求める人々にとって、家の断熱性を高めることは、この2つの目標を同時に達成する効果的な手段といえます。

この記事では、リクシル製の内窓インプラスの断熱効果とその他のメリットについてご紹介します。

 

□インプラスのサッシが樹脂製である理由とガラス性能の重要性

1:断熱性能の高さ

樹脂とアルミを比較した場合、最も顕著な違いは「熱の伝わりにくさ」です。
樹脂はアルミに比べて熱を約1000倍も伝えにくい素材とされています。

この差は、冬場に室内の暖かい空気が窓を通じて外に逃げるのを大幅に減らし、また夏場は外の暑さを室内に伝えにくくすることで、年間を通じたエネルギー効率の向上に貢献します。
これにより、冷暖房の効率が大幅に向上し、室内温度を快適に保ちやすくなるのです。

2:生活用品での応用事例

樹脂のこの特性は、日常生活のさまざまな場面で活用されています。
例えば、熱いお湯を沸かすやかんや鍋の持ち手が樹脂製である理由も、樹脂が熱を伝えにくいからです。
持ち手が熱くなりにくいのは、樹脂の断熱性を利用した設計のおかげなのです。

3:ガラス性能の重要性

インプラスの効果を十分に発揮するためには、ガラス性能も重要になります。
ガラスの種類ごとに特徴があるのでお客様のニーズに合わせて選択する必要があります。
当社では、Low-Eペアガラスアルゴンガス入りを提案しています。
Low-Eには低放射という意味があり、太陽の放射熱を低減する働きがあります。
また、2枚のガラスの間にアルゴンガスが封入されることで断熱や防音の効果があります。

□内窓インプラスを設置するメリット

ここでは、内窓インプラスを設置するメリットについて解説します。

1:快適な室温の維持

内窓インプラスの設置は、住宅の断熱性を格段に高めます。
これにより、室内温度が安定し、外気温の変動に左右されにくい快適な居住空間が実現するのです。

冬場の冷え込みを大幅に軽減し、夏場は室内の冷気を保持することで、エアコンの効率も大幅に向上します。

2:冷暖房コストの削減

断熱性が向上することで、自然と冷暖房費の削減が期待できます。
エネルギーの無駄遣いを防ぎ、より効率的な温度管理が可能になるため、長期的に見て家計に貢献してくれます。
特に冬場の暖房費用の削減は、寒冷地域においての効果が抜群です。

3:結露防止と健康維持

結露はカビやダニの増殖に直結する問題です。
内窓インプラスを設置することで、窓ガラスの表面温度を上げ、結露を大幅に減少させられます。
これにより、室内の湿度を適切に保ち、カビやダニの発生リスクを低減します。
健康を守る観点からも、このメリットは非常に大きいです。

□まとめ

内窓インプラスでは樹脂製サッシだけではなく、ガラス性能も重要です。
そして、優れた断熱性により、住宅の快適性とエネルギー効率の両面で大きなメリットを提供します。

今回は、インプラスがもたらす具体的な数値データや生活での利点を解説しました。
当社では、内窓インプラスLow-Eペアガラスアルゴンガス入りを提案しています。
この記事で紹介した内容が、快適な居住環境とエネルギーコストの削減を実現する時のお役に立てれば幸いです。