雨漏りは、発生してから対処するよりも「予防」が何より大切です。
雨漏りを未然に防ぐためにできるセルフチェックの方法や、定期的なメンテナンスのポイントを紹介します。
長野のような寒暖差のある地域では、特に外装の劣化が進みやすいため、早めの対策が安心につながります。
1. 屋根の状態を目視確認
瓦のズレや割れ、スレートの浮きなどがないか。双眼鏡やドローン点検も有効。
2. 外壁のひび割れや塗装の劣化
小さなクラックでも水の侵入経路になる可能性あり。
3. シーリング(コーキング)の劣化
窓枠や外壁の継ぎ目にあるゴム状の部分が硬化・剥離していないか。
4. ベランダ・バルコニーの排水口の詰まり
落ち葉やゴミが溜まると水が滞留し、防水層を傷める原因に。
5. 室内の天井や壁のシミ・カビ
雨漏りの初期症状。見逃さず、早めに専門家へ相談を。
■ 年1回の外装点検を習慣に
春や秋の穏やかな気候の時期に、家の外回りをチェック。
■ 防水塗装は10年を目安に再施工
特に屋根・ベランダは紫外線や雨風の影響を受けやすい。
■ 雨樋の掃除は年2回が理想
高所作業になるため、専門業者に依頼するのも安心。
■ DIY補修は小規模に留める
シーリング材の打ち直しなどは可能だが、構造的な部分はプロに任せる。
地域性を踏まえた対策
長野県のような雪の多い地域では、雪解け水による浸水や凍害にも注意が必要です。
屋根の雪止め金具や、外壁の断熱・防水性能の見直しも、雨漏り予防に効果的です。
雨漏りは「気づいたときには遅い」ことが多いトラブル。
だからこそ、日頃のチェックとメンテナンスが住まいを守る鍵になります。
家族の安心と快適な暮らしのために、ぜひ今日から始めてみてください。
