「リフォームとリノベーションの違いって何?」
似た様な言葉同士であることから、このようにお考えになる方は少なくないのではないのでしょうか。
しかしこの2つには、工事を行う部分や行う目的によって異なる部分があります。
そこで今回は、リフォームとリノベーションの違いについてご紹介します。
□この2つは具体的に何が違うのか?
主にリフォームとは、建てられてから長い年月が経過した建築物を新築の状態に戻すような、工事の範囲が比較的に小さいものが挙げられます。アパートやマンションをリフォームする際、これは原状回復といわれており、お部屋を前居住者が入居する前の状態に戻すことを指す場合があります。
また、「ダメージを回復させ、元の状態にする」という考え方として捉えられていることもあり、キッチン設備の変更、壁紙の張り替え、外装の塗り直しなどがリフォームに当てはまります。
その一方で、既にある建物に大きい範囲の工事を施工して、より良い住環境にさせることや、デザインを変えて建物の価値を上げることをリノベーションといいます。
リフォームの場合は回復の意味合いが強い反面、ここでは既にある建物に新しいものを付け足し、価値を高めることを指します。
室内の空間のデザインをよりおしゃれなものや現代的なものに変更することや、流行りに合わせて内装や間取りなども変えてしまうといったこともリノベーションに含まれます。
リノベーションの例として、部屋の間の壁を取り除いて共有スペースを広くしたりすることが当てはまります。
□リフォームのメリットとデメリットについて
損傷しているものを元の状態に回復させる意味合いの強いリフォームですが、3つのメリットと2つのデメリットがあります。*リフォームのメリットは?
1つ目は、費用を抑えられる点です。工事が小規模な点がリフォームの魅力の1つでもあり、大規模な工事が行われるリノベーションと比べると費用が小さく済むのは言わずもがなの点ですよね。
2つ目は、工事が部分的なことから工事期間が短く済むため、仮住まいの準備が必要ない点です。
とはいえ、行われる工事によって一時的に電気・水道が使えなくなる場合や、騒音が発生する場合もあります。
事前に工事を依頼する業者に確認を取るのがおすすめです。
3つ目は、完成後のイメージがしやすい点です。
これは、リフォームでは間取りを大きく変更させられないためです。
そのため、「リフォーム後が理想していたものと全く違う」といった結果にはなることは少ないでしょう。
*リフォームのデメリットは?
1つ目は、間取りを変えられない点です。リノベーションとは違い、リフォームでは部屋を繋げたりする間取りが変わってしまうような工事を行いません。
建物の構造自体を変化させられないので、間取りの変更はできません。
2つ目は、建物全体の劣化に対応できない点です。
目で見て確認できる建物内の部分を回復させるのがリフォームです。
建物内の構造である柱といった、工事をしてみないと確認できない部分の老朽化には対応できません。
□まとめ
この記事では、リフォームとリノベーションの違い、リフォームのメリットとデメリットについて紹介しました。リフォーム、またはリノベーションをお考えの方はこの記事を参考にしていただけると幸いです。
リフォーム・リノベーションをしようか迷っている方は、当社までお問い合わせください。