建築時には「和室が欲しい」と思っていても、暮らしていくうちに不便を感じるようになったら、洋室へのリフォームを検討してみても良いかもしれません。
今回は、6畳和室を洋室にリフォームするメリットとパターン別の費用について解説します。

 

□6畳和室を洋室にリフォームするメリット

 

＊1.掃除が楽になる

和室の畳はダニやカビの温床となりやすく、掃除が一筋縄ではいきません。

しかし、洋室にリフォームすることで、フローリングの採用が可能となります。
フローリングはダニやカビが発生しにくく、掃除機やモップで簡単に清掃できます。
これにより、家事の負担が軽減され、より快適に暮らせるようになります。

 

＊2.使い勝手が向上する

お子さまの遊び場所や来客をもてなす場所として想定していたものの、ライフスタイルの変化で使用頻度が減ったと感じる方もいらっしゃるでしょう。
洋室にリフォームすることで、例えば、ワークスペースや趣味の部屋としても使えるようになります。

 

＊3.模様替えが自由になる

和室のインテリアは限定されがちですが、洋室にすることでその選択肢が広がります。
現在、既製品の家具や家電は洋室への設置を前提に作られているため、これらが自然に馴染むようになるでしょう。
また、洋室では家具の移動・設置も気軽にできるため、模様替えが自由に行える点もメリットとして挙げられるでしょう。

 

□6畳和室を洋室にリフォームする際のパターンと費用

1つ目は、畳をフローリングに変更する方法です。
最も手軽なリフォームは、壁はそのままにして畳をフローリングに変更する方法です。
費用は約9万円から20万円と、比較的手頃といえます。
ただし、床の高さを他の部屋と合わせるためには、下地工事が必要になる場合もあります。

2つ目は、和室全体を洋室に変更する方法です。
より本格的なリフォームを考えるなら、和室全体を洋室にする方法もあります。
この場合、費用は約75万円から100万円となりますが、床だけでなく壁や天井も洋風に変更できます。

3つ目は、リビングダイニングと一体化させるリフォームを行う方法です。
和室を隣接するリビングダイニングと一体化するリフォームも人気です。
費用は約30万円から120万円と幅広く、どれだけ自然に一体化させるかによって異なります。

 

□まとめ

6畳和室を洋室にリフォームすることで、掃除の手間が減り、使い勝手が向上し、さらには模様替えの自由度も増します。
リフォームにも様々なパターンがありますので、予算と相談しながら内容を検討すると良いでしょう。
この記事が、和室リフォームを考えている方の一助となれば幸いです。