「あまり使っていない二間続きの和室を洋室にしたい」「リフォームしたいけど、費用面が心配」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、二間続きの和室を洋室に変更する方法と、その際のコスト削減のコツについて、解説していきます。

 

□二間続きの和室を洋室に！変更の範囲について

1.畳からフローリングへ変更

畳は日本文化の象徴であり、その風合いや香りは今なお多くの人々に支持されています。

しかし、畳はダニやノミの繁殖に繋がる場合もあり、また、メンテナンスも少々手間がかかります。
畳をフローリングに変更するだけでも、機能性が向上し、イメージチェンジにもつながるでしょう。
この場合、畳よりもフローリングの方が薄いため、床の土台作りから始める必要があります。

2.壁と天井のリフォーム

和室の壁や天井をそのままにしてしまうと、フローリングにしても和の雰囲気が残ってしまいます。
そのため、壁と天井のリフォームも視野に入れるべきです。
また、昔ながらの和室には断熱材が入っていないことも多く、断熱材を追加することで、快適性も向上できます。

3.ふすまをドアに

和室の仕切りであるふすまを洋室にふさわしいドアに変更することで、部屋の印象がガラリと変わります。

4.押入れをクローゼットに

和室によくある押入れをクローゼットに変更することで、収納力が格段に向上します。
ウォークインクローゼットにするとさらに便利ですが、その分費用も高くなる可能性があります。

 

□コストを抑えながら二間続きの和室を洋室にリフォームするコツ

 

＊1. 素材のグレード

床材には多くの種類がありますが、無垢のフローリング材は比較的高価です。
代わりにクッションフロアやカラーフロアを選ぶことで、費用を抑えられます。
また、壁紙や天井材も、高級なものから低価格なものまで幅広い選択肢があります。
予算に合わせてビニールクロスの採用を検討することで、全体のコストを抑えられます。

 

＊2.補助金の活用

二間続きの和室を洋室にするリフォームをきっかけに、家全体の工事リフォームを検討される方もいらっしゃるかもしれません。
和室のリフォームだけでは補助金の対象にはなりませんが、家全体のリフォームであれば補助金を利用してコスト削減できる場合もあります。

 

□まとめ

和室から洋室へのリフォームは、ただ単に部屋の見た目を変えるだけでなく、生活そのものを変えるものです。

しかし、その過程で必要な費用や手間は少なくありません。
上手にコスト削減しながら、自分だけの理想の空間を手に入れましょう。