耐震リフォームを検討されている方で、費用がいくらかかるのか気になっている方もいらっしゃると思います。
どれくらいの費用がかかるのか把握できなければ、資金計画が立てられませんよね。
本記事では、そのような方のために耐震リフォームにかかる費用についてご紹介します。
□費用はいくらかかる?
結論としては、平均工事費用は約120万円です。
しかし、耐震リフォームでは、補強箇所や補強する内容によってその費用が大きく異なるため、あくまで上記の費用は参考として考えてください。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合のアンケート調査によると、実際にかかった工事費用の割合として、50万円以下が全体の12.1パーセント、50〜100万円が44.8パーセント、100〜200万円が31.5パーセント、200万円以上が11.6パーセントという結果になっています。
そして、希望の工事費用として、100万円以下を希望されている方が約70パーセントいることから、みなさんが思っているよりも費用は少し高くなってしまうことがわかります。
□耐震リフォームが必要な家とは?
では、次に耐震リフォームをするべき家の特徴についてご紹介します。
1つ目は、1981年以前に建てられた家です。
1982年に建築基準法が改正され、耐震基準に関する大幅な見直しがされました。
この年に、新しい耐震基準が確立されたのです。
そのため、1981年以前に建てられた家は、旧耐震基準で建てられており、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。
2つ目は、1階の壁面積が少ない家です。
車庫などの大きな空間が1階にある家や、大きな窓のある家の場合は、建物を支える1階部分の壁面積が少ないため、建物のバランスが崩れやすくなっています。
そのため、地震の際には倒壊や破壊の危険性が高くなります。
3つ目は、地盤が弱い家です。
埋立地などの軟弱な地盤に建てられている家は、大きな地震が起きた際に地盤が建物の重さに耐えきれずに倒壊するなど、大きな被害を受ける可能性があります。
4つ目は、吹き抜けがある家です。
吹き抜けは1階と2階が一体となっている非常におしゃれな住宅様式の1つですよね。
しかし、柱や壁の量が少ないため、耐震性が弱くなってしまいます。
また、一般的な住宅と比較して床面積が不足しているため、地震によって建物が歪んでしまうこともあります。
□まとめ
本記事では、耐震リフォームの費用と耐震リフォームをするべき家の特徴についてご紹介しました。
耐震リフォームを検討されている方のご参考になれば幸いです。
費用について、ご自身の家がどれくらいの費用がかかるのだろうと気になる方は、ぜひ当社へ一度ご相談ください。